「お正月の花と小障子」
新年あけましておめでとうございます。 お正月の花は、どうしてもカッチリと生けたくなりますが、今年の根引きの松は凛とした風情というよりも、ホンワカとした雰囲気。そこで、母親が娘時代か ...
「紅葉のアカマンマと水屋の引き戸」
通称のアカマンマは、幼児が「ままごと」をするときに、このイヌタデの赤い実をお赤飯に見立てたことからこう呼ばれるようになったといいます。 11月になって山々の木々が紅葉の時期を迎えま ...
「長鉋(ながかんな)」
籠の様な花入れの脇に立て掛けられているのは長鉋(ナガカンナ)と言います。 柱の様な長い木材に鉋掛けをする時に使われます。この「ナガカンナ」が出てくる歌があります。 「む・き・や・う ...
「蚕の籠と蔓(つる)」
明治期、日本の外貨獲得の大役を担った養蚕業。多くの農家は副業として、この直径90㎝のカゴの中に桑の葉を敷いて蚕を育てました。カゴの目は全て正六角形の為「六つ目籠」とも呼ばれ、軽量で ...
「杉の刳り盆と棗の仕覆」
刳り盆とは、一枚の板を、鑿(のみ)で刳(く)って作るお盆の総称ですが、これは古いものではありません。しかも機械で作られたものでしょう。しかし 杉の板目の模様が豪快でした。そこで、こ ...