「籃胎漆器と笹」
籃胎の「籃」は竹や籐で編み上げたザルや籠を意味します。それを中心（胎）に、周囲を漆で塗ったものが籃胎漆器です。 私たちの生活の中で、使われていた竹のザルや籠の欠点はやや水に弱いとい ...
「団扇置き」
日本の夏の風物詩の主役であった「団扇」。それを立てて保管する道具が「団扇立て」です。 しかし、それをそのままお客様にお出しするのはあまりにも粗野と思われたのでしょう。「団扇置 ...
「水嚢・スイノウ」
水嚢とは、一言でいえば「把手付きのザル」。大鍋などから山菜などを大量に掬い上げる時に使われたいわば農家の必需品です。なぜ「すいのう」と呼ばれたのかはわかりませんが、 ...
「水車の板」
昔は山の近くの農村では必ず見かけた水車小屋。水の力で、精米、麦の挽き割り、ソバの製粉、陶土の粉砕、線香の原料の杉の葉の粉砕だけでなく、明治時代になると、円形の鋸を回転させて製材の ...