「お正月の花と小障子」2023-01-022024-01-10新年あけましておめでとうございます。 お正月の花は、どうしてもカッチリと生けたくなりますが、今年の根引きの松は凛とした風情というよりも、ホンワカとした雰囲気。そこで、母親が娘時代から使っていた竹の花かごを持ち出して、まず根引きの松を入れる。続いて実がだいぶ鳥についばまれた南天と清楚な水仙を投げ入れてみました。水仙は中国では「金の杯と銀の台」と表現されるそうですが、まさにおめでたい雰囲気を醸し出してくれています。 傍らには小障子をそろりと置いてみると、ひとつの結界がうまれたように感じます。 Posted by 井村一洲