「煎茶道の仙媒と団扇置き」

2023-11-30

垂直の細長い竹は、「煎茶道」のお道具で、お茶の葉を急須に入れる時に使われる、仙媒(せんばい)と呼ばれます。
その後ろに佇む、丸い竹の細工物は「団扇置き」。
日本の夏の風物詩の代表格「団扇」をこの「団扇置き」に乗せて「どうぞお使いください」とお出しするものでした。お客様に心をよせる「団扇置き」。
そしてお客様に煎茶をお出しするために「仙媒」を使ういわば洒落心。

この二つの「心」を「花入れ」として組み合わせてみました。お客様を想う心、ここに極まれり!になることを祈って。

Posted by 井村一洲